最近いろいろと順調に行っていたと思っていたら、また問題が浮上してきました。アメリカの中学や高校ではサイエンスフェアーというものを行うところが多いのですが、それが結構大変なプロジェクトです。
完璧に理数系の息子は、あれこれ実験装置を作るのが好きなタイプなので、サイエンスフェアーにも気合が入るのですが、いつものようにあまりにも構想が膨大であれもこれもやりたいために、最後には辻褄が合わなくなってしまいます。
今回もそれでパニックを起こしており、今では通常の宿題もできない状態です。ADDの息子は何か心につっかかることがあると他のことが一切手につかなくなってしまうので、まずは簡単な宿題から片付けなさいと言っても無駄です。前頭葉のエグゼクティブファンクションというやつが正常に機能していないところに起因しているようです。
仕方がないので、心ゆくまでサイエンスフェアーの課題をやらせることにしました。そのため、現在は他の宿題には一切手をつけていません。
昨晩には「サイエンスフェアーがはじまる前から、毎日の宿題の量が多すぎて自分の時間が一切持てない。」と私に言ってきました。また、夫にちらっと「生きる意味が見つからない。」というような事を漏らしたそうで、それも気になります。
成績よりも何よりも息子の精神的な安定が一番重要なので、極端な事を言ってしまえば、たとえ一年間休学させて好きなことをやらせても良いと思っています。普通とは大きく異なるところを持った子供なので、画一的な学校教育が合わないのは仕方がないことです。